GOMAXXUS 84
セルフイメージの天下分け目の合戦
これは、アメリカの実話で、高いビルで火災が起きた時の話です。
消防士は火災の起きている階より上にいる人を屋上に避難させた。
そして、屋上から、隣のビルの屋上に、橋を作り、避難させていった。
橋は十分な幅がありそこを渡る事は、いとも簡単に思われた。
一人一人渡り終わった後、母親と子供が最後に残った。
子供は、軽快に橋を渡った。ところが、母親は渡らない。
彼女は、高所恐怖症で、渡ろうと思えば思うほど足がすんだ。
まるで、好きな人の前で食事が喉を通ら無いように固まっている。
消防士は、”ここを渡らなければ死にます。渡れば生きられます”と言った。
しかし、ますます、彼女は、足がすくみ、その場でしゃがみこんでしまった。
彼女の、セルフイメージ(自分らしさ)は、”高い所を渡るぐらいなら
死んでも仕方が無い””それが高所恐怖症である私の当たり前の選択”
一見、この状態は、理解できないように見えるが、たとえば
ゴキブリとクモとウジ虫で覆われた道を裸で這って行けと言われたら?
高所恐怖症の彼女にとっては、そのほうが、まだましらしい。
これが”自分らしさ”で、私達は常に”自分らしさ”に行動が支配されている。
しかし、この”自分らしさ”が、一瞬にして変わることがある。
消防士は、子供にお母さんの所に戻りなさいと言った。
子供は、母の所に戻った。そして、消防士は
”お母さん、さあ、あなたは子供を助ける時が来ました”と言った。
母親は、人が変わったように、子供を抱いて橋を渡る事が出来た。
なぜなら、彼女は、”子供を助けるためなら何でも出来る”という
セルフイメージがあった。”子供を助けるためなら高い所も渡れる”
彼女の意識は、最初は”高さ”にあった。その意識が”子供を助ける”に変わった。
そして、行動が変わった。その日以来、彼女の高所恐怖症は消えた。
アファーメーションは、”新しい自分らしさ”を創るための呪文です。
毎日、続けていくと、”新しい自分らしさ”と”古い自分らしさ”の
天下分け目の合戦が、ある時、心の中で始まります。
”新しい自分らしさ”が勝った時、まったくといっていいほど、自分は変われます。
新しい年はもうすぐ始まります。一年の計は元旦にあり。
それではGO!MAXXUS! 良いお年を!