日曜日, 5月 24, 2009

GO!MAXXUS!209

長年の肌のダメージを修復する新技術

トカゲのしっぽをつかまえると切って逃げる。
しかし、その後、またしっぽが生えてくる。
イモリの手を切ると手が生えてくる。人間もそんな風に、
再生できればと思うけどそれはSF映画の中の話。

ところが、最近の研究で、指の第一関節から先を失った人が、
アミノ酸系のある物質を塗る事で生えてきたと言う。
肌の表面の傷口は時間がたてば修復されるわけだから、
理論的には細胞が分裂していって作り直せる可能性はある。

それでは、何故、キズは治っても、手は生えないかと言うと、
細胞外マトリックス(細マ)と言うものがたっぷりあるかで決まるらしい。
細マとは、細胞と細胞の間にある物質。
肌で言うとコラーゲンとかエラスチンはその物質の一種。

細胞が車だとすると細マは道路のような所を作る。
細マが無い状態とは、駐車場に隙間無くきっちり
並べられた車のように身動きが出来ない状態。
傷口の場合は細マが盛り上がって来てそこを足場に
再生されるけど、指が切れた断面はそれが無いから再生されない。
そこで、その表面にたっぷり細マを塗り続けることで修復されたらしい。

肌の中でその働きをするものが線維牙細胞。タイムリペアシステムは、
ペプチドというアミノ酸の複合体が5種類入っていて、
それぞれが線維牙細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンなどの
細マを作りながら肌を修復して行くという。
少し前の世の中では考えられない技術が、
どんどん生まれて来ているのですね。是非、恩恵にあずかりましょう。