日曜日, 4月 12, 2009

GO!MAXXUS!203

消費者が賢くなると宣伝広告の方式が変わってくる

企業が払う広告宣伝費には”後払い”と”先払い”があります。
”後払い”は、NHTのビジネスのような売り上げに対して払われるもの。
これは昔から存在するタイプ。”先払い”の代表はテレビのCM。
約半世紀前に始まり、高度成長期と共に人々の消費の原動力に。
そして、芸能人を使い30秒程度のCMで爆発的な売り上げを上げてきた。

しかし、最近はテレビ広告から企業が次々と手を引き始めた。
なぜなら、その方法では以前のように物が売れなくなってきたから。
その結果、テレビ局は広告収入の減少して次々と赤字に転落。

その影響の一例は、日本テレビが年間7億円かかる
メジャーリーグの試合映像権から泣く泣く撤退。なので、
松坂投手が快投を見せても、松井選手がホームランを量産しても、
試合の映像は日テレのスポーツニュースで流れない。
また、ギャラの高い大物司会者も昼の番組から降板の運び。

では、景気が戻れば、また先払い型の広告の時代に戻るでしょうか?
テレビ局へのスポンサー広告費はだいぶ前から減少し続けていて、
企業はこの経済危機を切欠にテレビのCM離れが表面化しただけと言う。
それは、消費者に入る情報が多くなり、目が肥えてきたことで、本当に必要なもの、
本当に欲しいものをよりすぐって買うようになってきた。この傾向は拡大中。
となると企業は番組の間の短いイメージCMばかりに依存していられない。

すると、売れた時に対してだけ払われる”後払い”式のタイプの良さが見えてくる。
まず、企業にとっては売れなかった時に広告費のリスクがない。
そして、体験などの情報を納得いくまで吟味して買う消費者の傾向に対応。
NHTのような他に類を見ない新しい製品を使って体験を伝える事こそ、
時代にあったものであり、古くから存在する根本的なビジネスをベースであり、
しっかり取り組んでいけば確実に結果を出せるものでしょう。