日曜日, 2月 10, 2008

GO!MAXXUS!142

行動に対しての周りの評価は予測が付かない

こんな実験がある。空腹のロバの右と左にまったく同じ距離に同じ餌を置く。
ロバはどちらを食べるか?右か左か迷い、いつまでも動けないらしい。
そこで、迷っている最中に、他のロバを片側の餌に連れて行き食べさせる。
すると、迷っているロバは、どちらかの餌に向かって動き出す。
他のロバの行動がキッカケとなって、動き始めることが出来ました。

また、ニワトリに餌を与えて、お腹一杯食べさせる。
そのニワトリは満足して食休みをしている。
そこに、お腹の空いたニワトリを何匹か入れる。
すると、勢い良く、お腹の空いたニワトリは餌を食べ始める。
それを見た、お腹の一杯のニワトリは、また、食べ始める。
結局、一匹の時よりも、170%も餌を食べることになった。
他のニワトリに吊られて、ついつい食べ過ぎてしまったと言うこと。

ロバの場合のように、”あなたのおかげで救われた”と言う感じで、
他人の行動が、自分を助けてくれることになる事もある。
ニワトリの場合のように、”お前のせいで、食べ過ぎた”と言う感じで、
他人の行動に吊られて、行き過ぎた行動になる事もある。
”あなた”、”お前”、と場合によって言われ方が変わるけど、
言われる本人は、目の前にあった餌を食べただけ。
つまり、自分がしたい事をしただけで、感謝される事も、文句を言われる事もある。

また、鳩は群れを成して行動する。一匹が飛び立つと、それに吊られて全体が飛び立つ。
そこに、前頭葉の無い鳩を入れる。前頭葉が働かない鳩は、
感情のコントロールをしないので、お構い無しに自由に行動する。
他の鳩は、その鳩に引きずられ、その鳩が、群れ全体を動かすリーダーとなる。
一心不乱に夢に向かって走り出す姿は、一見、この鳩のように、
全体を動かしたり、とんでもない影響を全体に与えたりする事もある。
何かを一生懸命やり続ける事が、どう評価され、どう影響を与えるかは予測が付かない。
時には、感謝され、時には文句を言われ、時には社会現象になる。
GO!MAXXUS!に向かって一斉に走り続けるとどうなるか?それが楽しみですね。